(AUTOBOY SUPER) |
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このカメラのデート機能無しのモデル、AF35MLは、1979年11月に発売されたAF35M(初代オートボーイ)の言わば高級ヴァージョンとして、1981年7月に「オートボーイスーパー」のニックネームで発売されました。当時の、いわゆるコンパクトAFカメラという部類の中では最も大口径の40mmF1.9レンズを搭載し、オートフォーカスは当時一般的だった赤外線ではなく、F1.9に対応して補助光なしでEV4相当まで測距可能なSSTパッシブ式を採用。スーパーと言う名に恥じない圧倒的な高性能ぶりを誇りました。デザイン的にも性能を向上させつつひとまわり小さくなり、大型グリップによりホールディングも向上しました。
その後1983年4月にデート機能が付いたオートボーイ2QDが発売され、その5ヶ月後にAF35MLにもデート機能を追加した本機が発売されました。1980年代中期以降、自動化や2焦点化等によって他のカメラ達がどんどんモデルチェンジしていく中で、このAF35MLは比較的長期に渡って販売されましたが、スペック的には最後まで色褪せることはありませんでした。 スペックのみならず写りも素晴らしく、minocatはこのカメラに高い信頼を寄せていました。現在のレンズに匹敵する高い解像度を持ちつつ、決して無機的にはならない素晴らしい写りだと思います。1980年代末期から1990年代にかけて、コンパクトカメラのオートフォーカスのステップ数は飛躍的に増えました。本機はたったの15ステップであるにもかかわらず、F1.9という浅い被写界深度をカバーしています。これはまさにレンズの素晴らしさによるものと言えるでしょう。これでもしこのカメラがプログラムAEオンリーではなくて自分で露出調節ができたら・・・ジャンクワゴンから500円では連れて帰って来れなかったでしょうね。それは贅沢な望みでした (^^; |
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シャッター:電子制御プログラム式(1/4〜1/400秒) / 受光素子:SPD ピント合わせ:オートフォーカス(SSTパッシブ式・15ステップ) フラッシュ:あり(ポップアップ・手動・GN11) / 電源:単3型乾電池×2 サイズ:121.5×72.6×60.8mm / 重量:約450g(電池込み) | |||
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