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キヤノンとしては1970年発売のキヤノデートEと、そのマイナーチェンジ機であるキヤノデートE-Nに続くデート機構内臓カメラ。ボディは小型化されてキヤノネットG-III17とほとんど同じサイズになりました。しかもほとんどプラスチックになったので、重さはキヤノネットG-III17の7割ほど、180gも軽くなりました。キヤノデートではエプロンにあった日付の設定ダイヤルは鏡胴に移され、日付の写し込みも縦だったものが画面の右下に横一列になりました。よくよく考えてみると、レンジファインダーを持つデート機能搭載カメラは意外と少なく、キヤノンのキヤノデート、デートマチック、そしてこの後のA35デートルクスの3機しかminocatは思い浮かびません。
このカメラのフォーカスリングには指がかりが2ヶ所あり、それを回してピントを調節するようになっていましたが、横位置での撮影では問題ないものの縦位置ではかなりやり辛く感じました。肝心の写りですが、最初は「まぁこんなもんかぁ〜」程度にしか思わなかったのですが、使っているうちに「おや?」と思わせるような描写を見せるようになりました。意外と逆光に強く、ピーカンの屋外での撮影でも、めげずにばっちり写してくれました。 この後発売されたA35デートルクスはフラッシュを内蔵したために1/60秒以下のスローシャッターを省略し、そのためEV9(1/60秒F2.8)未満になるとシャッターがロックされてしまいましたが、minocat的にはスローシャッターが使える本機の方が何かと使い勝手が良くお気に入り。セイコーESFシャッターの“ゆっくり開いてパッと閉じる”という特性による柔らかいボケが堪能できるのも、A35デートルクスにはない本機の魅力でした。 |
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シャッター:SEIKO ESF(4秒F2.8〜1/500秒F16のプログラムAE) 受光素子:CdS / ピント合わせ:二重像合致式 / フラッシュ:なし 電源:HM-N型水銀電池×2 / サイズ:118×75×59mm / 重量:約440g | |||
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