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このカメラはオリンパス・ペンによってもたらされたハーフサイズブームに乗り、キヤノンが発売したデミ・シリーズの後半の標準的な機種。デザイン的にはオリジナルと同じイメージを保ちつつ、セレンがトップカバー前面からレンズの周囲に移され、それまでの独特のケプラー式ファインダーがブライトフレーム付きの逆ガリレオ式ファインダーに変わりました。どちらかというとエッジが立ったスタイルのそれまでのキヤノンのカメラに対し、角という角をすべて丸めたコロッとした感じのデミのスタイルは、やはり“ハーフサイズカメラ⇒小型⇒ポケットに入れて持ち歩く”というのを意識したものなのでしょうか。
このカメラはオリンパスで言うと、立場的にはだいたいペンEES(またはEES-2)にあたります。ペンEES(EES-2)がプログラムAEと言ってもシャッター速度は1/30、1/250秒の2速だけなのに対し、こちらは1/30、1/60、1/125、1/300秒の4速になっていました。トップカバーやベースプレートはアルミ合金のパール仕上げでなかなかシックなのですが、柔らかいのですぐに凹んでしまうのが難点でした(この個体もファインダーの横が凹んでました)。minocatと暮らしていたデミEE28はセレンが死んでいるので、露出計の針を固定して1/125秒F11に露出を固定してしまいました。ただしオートを解除すれば、シャッター速度は1/30秒オンリーですが自由な絞り値で撮ることができました(本来はフラッシュ撮影用)。
ハーフサイズなので写りのクォリティもフルサイズに比べて半分・・・などと言うことはなく、試写の結果は予想以上に素晴らしいものでした。これでオートが効けば、サービス判程度でのプリントを目的としたお気軽撮影には実に好適だと思いました。 |
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シャッター:SEIKO(B・1/30秒F2.8〜1/300秒F25) / 受光素子:セレン / ピント合わせ:目測式 フラッシュ:なし / 電源:不要 / サイズ:116×69×39mm / 重量:約290g | |||||
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