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キヤノンがオートボーイとは違ったコンセプトで開発した、どちらかと言うとヤング(←死後)向けのAF全自動カメラ、スナッピイ50(スナッピーではない)です。上野の大手カメラ店のジャンクワゴンでみつけて連れて帰りました。電池ボックスの接点が腐食によって破損していましたが、アルミホイルを丸めて放り込んだだけで通電して動くようになりました。
このカメラはキヤノンとしては初めてレンズの突起をなくし、更に高さを押さえるために測距窓を縦に配置した横長のデザインがポイントとなっていました。全自動と言ってもそれは当時のレベルでの話で、フィルム装填時の空送りと全てのコマを撮り終えた後の巻戻し、さらにフラッシュ使用時はまだ操作が必要でした。使用できるフィルムもISO100と400のみと割り切っていますし、AFもオートボーイに比べて大幅に簡略化されて1.8mと4mの2ステップのみ。フォーカスは35mmレンズの被写界深度で何とかカバーしていました。当時の新技術(?)として、4枚めにプラスチックモールドの非球面レンズが使われていました。 minocatが連れて帰ったスナッピイ50は、見た限りではほとんど問題なさそうだったのですが、実際に撮ってみると、どのカットもフレアいっぱいで全体的に白んだ写真ばかりでした。その中で比較的ましだったものを作例として取り上げています。ただ、よく見ると意外と細かいところまで写っており、色も嫌味が無いので、フレアさえなければスペックを超えた写りが期待できました。ちなみにこのカメラとまったく同じボディを持ち、レンズを35mmF4の固定焦点にしたスナッピイ20(29,800円)もありましたが、こちらはブラック以外にレッド、イエロー、ホワイト、ブルーと言ったカラーバリエーション、更にはロサンゼルスオリンピック記念モデル(?)などというのもありました。 |
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![]() スナッピイ20のカラーバリエーション d(・o・) | ||||
シャッター:絞り兼用電子制御プログラム式(1/30秒F3.5〜1/350秒F9.5) 受光素子:SPC / ピント合わせ:AF(赤外線アクティブ式・2ステップ(1.8m/4m)) フラッシュ:あり(固定・GN11・手動) / 電源:単3型電池×2 サイズ:148×58×44mm / 重量:約300g | ||||
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