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フジカとしては初めてフィルムの巻上げにモーターを採用したカメラです。オート5の「5」とは、1=フィルムの自動装填、2=フィルムの自動巻上げ、3=フィルムの自動巻戻し、4=自動露出、そして当時のISO100または400のフジフィルムを使用した場合に限り5=フィルムのISO自動セット(DXではない)、以上を指すものでした。しかし、「JAPAN FAMILY CAMERA」のHIROA氏も書いていたように、このカメラが発売されたちょうど2年前にフラッシュ・フジカAFが発売されているのに、なぜこのカメラがオートフォーカスではないのか、とても不思議な感じがします。(オートフォーカスのオート7はこのカメラの11ヶ月後に発売されました。)
しかし、コンパクトカメラのオートフォーカスは、SLRのようにピントが合った様子を実像で確認することはできません。したがってminocatは100%信用できずに、常に一抹の不安を抱えながら撮影していました。その点、目測と言えどもこのように自分でピントを合わせるカメラは、そういった不安から開放されるので、むしろ気楽に撮影が楽しめました。デートの合わせ方はフラッシュ・フジカと同じで、上面のカバー内のダイヤルで行うようになっていました。フラッシュ充電完了のサインは、オレンジの点滅がなくなってグリーンの点灯だけになったのでちょっぴり落ち着きました。また、フジカではこのカメラから、ファインダーのブライトフレームが採光式からアルバダ式になりました。 このカメラの写りも当時のフジカ特有の“派手め”なものですが、被写体のせいかGERやフラッシュ・フジカのようなどぎつい感じはほとんどありません。minocatのところにいたオート5は、本来前面(シャッターボタンの下あたり)にあるはずのFUJICAロゴが剥がれてしまってイマイチ冴えないルックスでした。しかし写りは文句無しで、色が冴えた素晴らしいものでした。 |
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シャッター:プログラム式電子シャッター(1/8秒F2.8〜1/500秒F16) / 受光素子:CdS ピント合わせ:目測式(4点ゾーンフォーカス) / フラッシュ:あり(固定・GN12・手動) 電源:単3型乾電池×2 / サイズ:135×78×53.5mm / 重量:約350g | |||
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