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minocatのところにやって来た最初のコニカC35です。豊島区北大塚の怪しいリサイクルショップで、ジャンクのキヤノネットＳのオマケとして格安で連れて帰りました（このカメラは完動品でした）。C35E&Lは、シリーズ２代目のC35フラッシュマチックから、距離計とセルフタイマーとバルブ露出を外し、フラッシュマチック機構を簡素化したものでした（鏡胴のGNは10から56まであり、ストロボマークはGN14でF4、キューブマークはGN28でF8にセットされます）。細かな点として、鏡胴のピントリングがプラスチックにシルバー塗装となってゾーンを表すピクトに書き換えられ、電池室の蓋も黒いプラスチックに変わっていました。
距離計は外されたものの作りの良い採光式のファインダーは基本的にはC35フラッシュマチックと同じ物で、シャッター速度と絞りの組合せも同様に確認できました。また、ファインダーの右下には鏡胴のピクトを直読できる窓もついていました。 minocatとしては、実はC35フラッシュマチックよりも、こちらのC35E&Lの方がお気に入りで出番も多くなっていました。それはこのお気軽撮影しかできない簡素化されたボディにも関わらず、素晴らしい写りを約束してくれるという、ある種の“意外性”が楽しかったからです（レンズもシャッターも同じ物を使っているので写りが同等なのは当たり前ですけど・・・）。初めて使った時はさほど期待していなかったせいもあり、プリントが上がってきてその写りの凄さにぶっ飛んでしまいました。簡素なカメラであるにもかかわらず一流の写りが楽しめる。C35E&Lはまさにそんなカメラでした。 |
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シャッター：COPAL B MAT（Ｂ・1/30秒F2.8〜1/650秒F16） ／ 受光素子：CdS ピント合わせ：目測式（４点ゾーンフォーカス） ／ フラッシュ：なし ／ 電源：H-C型水銀電池×１ サイズ：112×70×52mm ／ 重量：約340g | |||
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