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量販カメラチェーン店のジャンクワゴンに転がっていたカメラですが、初めて見たとき、minocatはこのカメラは1980年代後半に発売されたオモカメかと思いました。しかしよく見ると赤外線の発光窓がありオートフォーカスであること、更に動作確認をしたらシャッターが明るさに応じて変化していることが分かり、オモカメではないことが判明。レンズも比較的大きく、紫色のコーティングがなかなか美しく思えたのでとりあえず連れて帰ってきました。
本機はレンズの手前にスライドレバーによる開閉式のソフトフィルターを備えており、それが「ファンタジー」と言う名前の由来になっています。それを除けば、フィルムを入れてシャッターボタンを押すだけの、何の変哲もない簡易な作りの自動カメラでした。本機の評価できる点として、シャッターの低速が1/10秒まであることと、電源が単3型乾電池2本という2点が挙げられます。1/10秒のシャッター速度はソフトフィルターの効果を活かすためのものと推測されますが、当時の同クラスのカメラはそのほとんどがせいぜい1/30秒程度までとスローを割り切っていたので、わずかとは言え、自然光での撮影の幅が低輝度側に広い本機には大いに魅力を感じました。 ▼右はソフトフィルターをセットした状態 ![]() |
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シャッター:プログラムシャッター(1/10秒F3.5〜1/500秒F19) / 受光素子:CdS ピント合わせ:AF(赤外光アクティブ方式・3ステップ) / フラッシュ:あり(固定・手動) 電源:単3型乾電池×2 / サイズ:127.2×73×54mm / 重量:約290g | |||
![]() ![]() ![]() ※ソフトフィルター使用 ![]() ※ソフトフィルター使用 ![]() ![]() | |||
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