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1979年に発売された名機XAのスタイルをそのままに、よりファミリーユースに適するように操作をシンプルにしたのが本機。前面のレンズカバーの部分が直線と円で構成されているXAに対し、楕円による曲線だけで構成されているのでデザイン的に幾分柔らかな印象になりました。XAのF2.8レンズ+距離計内臓+絞り優先AEに対し、本機はF3.5レンズ+3点ゾーンフォーカス+プログラムAEと操作、スペック共に簡略化されていました。更にバリアを閉じることによって自動的にピントが2.8mの常焦点位置にセットされ、初心者が仮にピント合わせをすっぽかして撮影してもパンフォーカスに近い効果が得られるよう、安全対策も練られていました。
その他はXAと基本的には同じでした。シャッターも感圧導電材を使用した電磁レリーズで、手ブレを警戒してその感触は極めて軽いものになっていました。写りはminocatが抱くズイコーレンズのイメージそのものと言う感じで、実にシャープでクリア。このサイズとシンプルさでこれだけ写っちゃうと、家族でのちょっとしたお出かけに一眼レフを持って行くのがアホらしくさえ思えてしまいました(それでも持って行ったのですからアホ以下ですね・・・σ(^^;)。ちなみに本機はカメラで初めて「グッドデザイン大賞」(1981年)に選ばれました。 このカメラはもともとA11という専用フラッシュとセットで販売されていました。XAもそうですが、A11をサイドにドッキングし、本体のスイッチでフラッシュをONにすると四角いランプが上に飛び出し、充電が完了するとオレンジ色に点灯しました。飛び出したランプを押し戻すと、フラッシュOFFになりました。ワンランク光量が大きいA16もありました。しかし、このカメラは暗くても良く写るので、minocatはフラッシュの必要性をあまり感じませんでした。 |
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レンズ:D.ZUIKO 35mmF3.5(4群5枚)/ シャッター:プログラム式電子シャッター(2〜1/750秒) 受光素子:CdS / ピント合わせ:ゾーンフォーカス(3点)(オートパンフォーカス) フラッシュ:なし(専用フラッシュ:A11またはA16) / 電源:LR44×2 サイズ:102×65×40mm / 重量:約200g | |||
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