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このカメラはminocatが豊島区北大塚のリサイクルショップで見つけたとき、古い電池が中で液漏れを起こして固着した状態でした。店のお兄さんに見せたら「売り物にならないので捨てる」と言うのでタダで貰って来たのですが、帰宅時に電車の中で古い電池を引っ張り出して簡単な掃除をし、新しい電池を入れたら案の定復活しちゃいました。本機は当時よく売れたらしく、一時期カメラショップのジャンクワゴンでかなり多く見かけました。
リコーとしては初めてレンズの突起をボディと一体化し、前面をフラットに近いスタイルにしたカメラです。いかにも1980年代風のスタイルをしたプラカメですが裏蓋だけは金属が使われていました。オートフォーカスはシャッターボタン半押しで測距。ファインダーには距離に応じて人1人、人2人、山の3種類のうちからいずれかのピクトが現れるようになっていて、その状態でフォーカスロックも可能でした。被写体が最短撮影距離1mよりも近いときは人1人のマークが点滅して知らせてくれました。また、暗くて1/30秒F2.8以下のときは、手ブレ警告としてフラッシュマークが点滅しました。このカメラはフィルムが終了すると自動的に巻戻し、戻し終えると「ピー」と鳴って知らせましたが、minocatの友人のYM君はそのことを知らずにこのカメラを使っていて、バッグの中で何が鳴っているのか分からなくてパニックになってしまいました(^^; このカメラで撮ったネガをスキャンして初めに抱いた印象は「ごまかしの無い写り」というものでした。オートフォーカスが外れたコマがいくつかありましたが、それ以外はどれもとてもきっちりと写っていて、このレンズは十分信頼できると思いました。このカメラはリコーのサイトにある「カメラライブラリー」によると、「自社のカメラと時計のために半導体の工場を建設したが、手はじめに全半導体によるオートフォーカスシステムの開発を行った。半導体化によってオートフォーカスのメカがほとんど無くなり、巻き上げ巻き戻し、フラッシュ内蔵など多くの機能を盛り込むことが可能になった。」とあります。そしてこの写り。なるほどよく売れたのもうなずけます。 |
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シャッター:プログラム電子シャッター(1/8秒〜1/500秒) / 受光素子:CdS ピント合わせ:オートフォーカス(赤外線アクティブ式) / フラッシュ:あり(固定・手動・GN12) 電源:単3型乾電池×2 / サイズ:130×70×42mm / 重量:約300g | |||
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