ELECTRO 35 CCN

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ELECTRO 35 CCN
ELECTRO 35 CCN
↓ ELECTRO 35 CC
ELECTRO 35 CC
ヤシカのエレクトロシリーズは1966年7月に発売された初代から絞り優先AEで、45mmまたは40mmという標準系の画角のレンズを搭載していました。しかし1970年12月に発売されたエレクトロ35CCでは、初めて35mm F1.8という広角系のレンズが搭載され、同時にボディもふたまわりほど小型化されてブラックカラーのみで発売されました。そしてこのCCをマイナーチェンジして1973年3月に発売されたのがCCNでした。マイナーチェンジと言ってもスペック上は全く同じで、正面に「WIDE」の文字が新たに入ったこと、背面にあったメモホルダーが省略されたことのほか、フィルムの巻戻しクランクとスプロケットの形状が微妙に変わったくらいの違いしかありませんでした。
ELECTRO 35 CC & CCN
このCCNは何の気なしに入ったリサイクルショップに転がっていたものです。店では埃まみれのコニカC35EF(ピッカリコニカ)に3,500円というシールが貼られていました。このCCNにはシールがなかったのですが、フラッシュが無いということで1,000円で売ってくれました。帰宅して早速LR44を4つ用いてなんちゃって6V電池を作り、アルミホイルを咬ませて蓋を閉めました。
動作的にはヘリコイドが少々固い意外は問題なし。前玉にカビがあったので、以前から我が家にいたシャッターが死んでいるCCのものと交換してしまいました。

このカメラも標準系のレンズを搭載するモデルと同様に、撮影時に期待する以上に素晴らしい写りを見せてくれました。シャッターが極めて静かにきれるので、しっかり構えればかなりのスローでもブレずに撮ることができました。それにしても・・・35mm F1.8というスペックが今ではとっても贅沢に思えて仕方ありません (^^;

発売:1973年7月 / 当時価格:30,500円
レンズ:COLOR-YASHINON DX 35mm F1.8(4群6枚)
シャッター:COPAL ELEC電子シャッター(B・LT(8秒)〜1/250秒・マニュアル時1/30秒)
受光素子:CdS / ピント合わせ:二重像合致式/フラッシュ:なし
電源:No.544型6V銀電池×1 / サイズ:120×74×59mm / 重量:約550g