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このGSはminocatの家にやってきた３台目のジャンクカメラで、新宿の中古カメラショップから1,800円払って連れて来たものです。そのときはまだエレクトロシリーズの凄さを知らなかったので、ジャンク棚にやたらいっぱいあるエレクトロを見ても特に関心はありませんでしたし、GTだのGSだのと言ってもどこがどう違うのかもわからなかったので、とりあえず一番安いのを選んだらこのGSだったのです。鏡のようにテカテカと光るシルバーは、ただでさえデカいボディを一層大きく感じさせ、当時の電子（電気）シャッターを使ったカメラにお約束（？）の楕円を組み合わせたマークや、電気接点に金を使ったことを意味するＧマークも誇らしげに見えました。
このカメラは現在では代用電池として4LR44を使うのが一般的ですが、minocatはバッテリーアダプターを買わずにLR44を４つ用いて、適当に詰め物をしてバッテリーボックスに収めていました。（バッテリーアダプターを買うお金でジャンクカメラが余裕でもう１台買えちゃいます）。エレクトロシリーズは1966年７月に最初のモデルが発売され、その後G→GT→GSと改良されていますが、GTからGSになって変わった点は、レンズが「YASHINON」から耐亜硫酸ガス特殊ガラスを使用した「COLOR-YASHINON」になり、バッテリーチェックランプがフィルムカウンターの中に入れられて、バッテリーチェックボタンを押すと暗闇でも現在のフィルムのコマ数が確認できるようになったことでした。 このカメラの写りの凄さはすでにあちこちで語られているので今さらどうこう言う必要はないと思いますが、とにかく立体感のある生々しい描写・・・・というのがminocatが最初に抱いた感想でした。暗いところでも実に的確な露出で、ホールドさえしっかりしていれば噂どおりの見事な写りを見せてくれました。“カチョン” という感じで見た目の割りにシャッター音がチンケに感じましたが写りはバッチリ。失敗が少なくほとんどの場合予想よりも綺麗に写るので、minocatにとっては不安を抱かずに使える “和みカメラ” でした。 |
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レンズ：COLOR-YASHINON DX 45mmF1.7（４群６枚） シャッター：COPAL ELEC電子シャッター（Ｂ・LT〜1/500秒･マニュアル時1/30秒） 受光素子：CdS ／ ピント合わせ：二重像合致式 ／ フラッシュ：なし 電源：HM-4N型水銀電池×１ ／ サイズ：140×84×73.5mm ／ 重量：約750g | |||
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