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内容的にはオーソドックスなオートフォーカスカメラですが、スタイルがなかなか個性的です。1979年に発売されたオリンパスXA以降、スライド式のバリアを持ったカメラはたくさん有りましたが、本機のようにフラッシュの発光部をバリアに内臓しているのは珍しかったのではないでしょうか。また、それに加えて測距用の赤外線発光部が縦に並ぶスタイルは、紛れもなくチノンだけだったでしょう。名前のAFPとは「オート・フォーカス・プログラム」。
チノンがこの手のスタイルで最初に発売したカメラは1983年7月発売の35FA II(35mmF3.5)でした。その2ヵ月後にはスペックアップバージョンの35FAスーパー(35mmF2.8)も同様のスタイルで発売されました。そして1985年11月に35FAスーパーはバッテリーをリチウム電池としたオート2001に替わり、その一足先に35FA IIは、中身はそのままデザインのみ変えて本機になりました。前作に対してオート2001はよりシャープな印象になりましたが、本機は角が丸められてポテッとした感じになりました。 フラッシュの部分を摘んでスライドカバーを開けるとシャッターロック解除。あとはファインダーを覗いてシャッターボタンを押すだけの簡単操作。ファインダー内には何の表示もありませんが、接眼部の右に2つのランプがあり、シャッターをきったときにフィルムの巻上げが正常だったら緑のランプが点灯、シャッターを半押したときに低輝度だったら赤いランプが点滅(フラッシュの使用を促す)しました。写りは可もなく不可もなくと言ったオーソドックスなもので、どちらかと言うとホンワカした感じで硬い印象はまったくありません。3枚玉のわりには、それらしい抜けの良さがあまり感じられず、なんとなくオモカメっぽい写りに思えました。 | ||
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![]() 35FA SUPER AD | ||
シャッター:電子制御プログラム式(1/30〜1/500秒) / 受光素子:SPD ピント合わせ:オートフォーカス(赤外線アクティブ式) / フラッシュ:あり(手動発光) 電源:単3型乾電池×2 / サイズ:133×69×51mm / 重量:約380g | |||
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