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埼玉県東松山市のカメラ屋さんのジャンクコンテナで見つけたコダックのカメラです。ガバッと開くフリップアップ式のレンズカバーの内側に内蔵されたフラッシュが特徴で、同じスタイルの上位機種としてVR35 K14、同 K12がありました。K14とK12のレンズはEKTAR(エクター)35mmF2.8ですが、このK10はEKTANAR(エクタナー)35mmF3.5で、巻上げもK14とK12がモーター巻上げなのに対して、K10ではコストダウンが図られて背面ダイヤルによる手動式になり、モーターを内蔵しないことによってサイズもひとまわり小さくなっていました。
コダックVRシリーズは、35mmフィルムを使う標準的なクラスのオートフォーカスSLRやコンパクトデジカメよりもなぜか大食いで、電源が9Vも必要でした。6P型の9V乾電池も使えるようになっていましたが、もともとはまったくオリジナルの専用電池が用意されていました。minocatが見つけたK10にはこの専用電池が入っており、しかも製造後15年以上経っているにもかかわらずビンビンに生きていました(巻上げが手動だからでしょうか?)。強制発光が可能なフラッシュは、ちょっとでも暗いと自動的に発光しました。キャンセルがでず、かなり頻繁に発光してしまいました。 このカメラはオートフォーカスと言っても恐らくステップ数は2〜3程度であると推測されます。ピントは甘く、露出もなんとなくオーバー気味で締りがありませんでした。一応「MADE IN JAPAN」と刻印されていましたが、K14とK12が香港のハッキン社に委託して製造していたことから、本機も同程度の品質であったと思われます。写りに関しては面白味がありませんが、強いて言えば形と、それほど売れたわけでもないであろうというマイナーさが魅力のカメラで、ちょうどマジカメとオモカメの中間的なカメラだと思いました。
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レンズ:EKTANAR 35mmF3.5(構成未調査) / シャッター:不明(プログラムAE) 受光素子:CdS / ピント合わせ:オートオフォーカス(赤外線アクティブ式) フラッシュ:あり(自動発光・キャンセル不可・強制発光可) 電源:専用電池または6P型乾電池×1 / サイズ:132×70×48mm / 重量:約310g | ||||
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