MAMIYA AUTO DELUXE 2

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MAMIYA AUTO DELUXE 2
MAMIYA AUTO DELUXE 2
池袋のBックカメラ館のジャンクコーナーで、シャッター不動の状態でみつけたオートデラックス2です。シャッターそのものはベンジンをたらしたらすぐに治りましたが、鏡胴のリングとシャッター速度調節のプレートをリンクさせる金属のツメがポロリと取れてしまい、これを接着剤で付けるのに苦労しました(接着剤を乾かすつもりで2ヶ月放置してました)。2ということは1もあるのか?・・・1はつきませんがオートデラックスというカメラはありました。前から見たデザインは、初代がわりと重厚な印象なのに対し、2ではセレンが大きくなったせいか賑やかな感じがしました。
MAMIYA AUTO DELUXE
1960年7月に発売されたオートデラックスはセイコーシャのシャッターを搭載し、露出合わせは追伸式を採用していました。これに対し、1962年10月に発売された本機はシャッターがコパルに替わり、露出合わせもゼロメソッド(定点合致)式になりました。ゼロメソッド式は使いやすいのでminocatのお気に入りですが、この個体のセレンはいまいち不安定なので、試写は単体露出計で確認しながら行いました。

試写の結果は、派手すぎず地味すぎず極めて自然な感じの写り。極端な派手さを抑え、ゆったりと穏やかだけど、さり気なく繊細さも持ち合わせている・・・そんな印象を受けました。のんびりと撮影を楽しめる良いカメラだと思いました。

発売:1962年10月 / 当時価格:22,000円 / レンズ:MAMIYA SEKOR 48mmF1.7(5群7枚)
シャッター:COPAL SVK(B・1〜1/500秒) / 受光素子:セレン / ピント合わせ:二重像合致式
フラッシュ:なし / 電源:不要 / サイズ:137×83×75mm / 重量:約774g