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これは「Range Finder」を主宰されているビュッカーさんから譲っていただいた大切なカメラです(中にビュッカーさんの隠しサインが・・・)。内容的にはワインダー内臓+オートフォーカスといった当時の平均的な全自動ファミリーカメラですが、実際に触れてみると、プラスチックボディでありながら、当時の同クラスの他のカメラに比べて質感が良いように感じました。レンズの外周のブルーのリングは、当時のマミヤのカメラのお決まりのスタイルですが、minocat的にもお気に入りのアクセントでした。
オートフォーカスはFCM(フォーカス・コントロール・モジュール)パッシブ方式で、特徴としてこの方式を採用したフジカ・オート7やリコーAF-2と同様に、暗いところでピント合わせをする際に、ピンク色の補助光を発光させていました(鏡胴の真上の赤い部分が発光部)。ファインダーの中には、合焦した距離を示す4点のゾーンマークと手ブレ警告マークが表示されました。写りに関しても癖が無くて好印象。ファミリーユースとしてはまったく文句のつけようがなく、1/8秒までスローシャッターが使えるのでかなり広範囲な条件の下で安心して使えました。 名称の「TIME MEMORY」は、お察しのとおりデート機能を内蔵していることを意味していますが、デート機能のないモデル(MAMIYA M、発売:1983年10月、当時価格:41,800円)もありました。1984年2月に主要株主であった大沢商会の事実上の倒産に伴い、翌3月にマミヤも会社更生法に基づく更生手続を開始。これによって得意とする中判カメラの製造に特化するため、35mm判カメラから撤退してしまいました。そんなわけで、皮肉なことに本機は、「TIME MEMORY」ならぬ、「LAST MEMORY」になってしまいました。 |
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シャッター:1/8秒〜1/500秒・プログラム式 / 受光素子:CdS ピント合わせ:オートフォーカス(FCMパッシブ方式) フラッシュ:あり(ポップアップ・手動) / 電源:単3型電池×2 / サイズ:132×75×60mm / 重量:約435g | |||
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