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LOMO SUPERSAMPLER

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LOMO SUPERSAMPLER
LOMO SUPERSAMPLER
お馴染みの4コマ連写カメラ、ロモのスーパーサンプラーです。ネットで検索すると非常に多くのサイトで紹介または販売しているので「今さら・・・」と思っていたのですが、さいたま市の大手リサイクルショップで発見し、思わず買ってしまいました (^^)
これはスペシャルパッケージというやつで、23×15×7cmの半透明のケースに、カメラ本体、取扱い説明書、ISO800の36枚撮りフィルム、そして「ベスト・スーパーサンプラーズ」という100ページを超えるオールカラーの冊子が入っていました。

このカメラは実に笑えました。まず、パッと見には上下左右がわかりません。どれがシャッターボタンかわかればナルホドと思うのですが、実に不思議なスタイル。フィルムはリングがついたプルコード(ただの紐)を下に引っ張って巻上げました。細い紐が切れやせんかと常に不安を感じていました。このカメラにはファインダーがなく、取扱い説明書には、ファインダーの狭い視野ではアクションシーンを撮るには不十分なのでノーファインダー撮影にトライせよ・・・みたいな旨が書かれていました。しかしどうしても欲しい人のために・・・ということで、ボディの上に貧弱な黒い四角の枠がファインダーの代わりとして取り付けられるようになっていました。

肝心の4コマ連写は、このジャンルでは最も有名なセルビ・リボルバーのようにフィルムの1コマを田の字に分割するのとは違い、単純に上下に4分割するので、縦に対して横が非常に長いパノラマ状の絵になりました。また、リボルバーでは連写間隔は0.22秒で固定されていましたが、このカメラでは0.5秒(ノーマル)と0.05秒とに切り替えられるようになっていました。さすがに24mmというワイドな画角であるため、カメラを持つ自分の指がかぶってしまったカットがいくつかありました。そんなわけでホールディングにはわりと注意が必要で、カメラ自体が非常に小さいために手の大きい人には辛いのではないかと感じました。
このカメラは本体のみならず、取扱い説明書にも笑える表記がいくつも見られました。
下はその中から抜粋して原文のまま転載したもの(本当にこう書いてあったのです!)。
もうこれ以上フィルムを送れない、または撮れないといった時、それがフィルムの終わりです。

スーパーサンプラーにはフラッシュが付いていません。つまり晴れた日のアウトドア・オンリーのカメラなんです。本当のアクションは、いつだってそういうところで起きているはず!

このプルコードって、いったい何なの?
このユニークなパーツは実に画期的な発明。とにかく速く撮りたい時、zzzzzipと引っぱれば、カメラはもう準備OK。
注意:プルコードは常に優しく引っぱりましょう。決して力任せに強く引いたり、必要以上に早く引いたりしないように。

> ちょっと変わった驚きの4つのレンズのカメラ
> レンズはシャープな日本製
> プルコードを引っぱるだけの画期的フィルム送りシステム
> スーパーサンプラーは何度でも使えるカメラ
 (使い捨てじゃない!)
> 8才から108才まで、アクティブな人みんなに

天気のいい日のアウトドアユーズ・オンリー。室内や夜間撮影には向いていません。
ロモグラフィー 10の
   ゴールデン・ルール

1.どこに行くにもLomoをつれて
  いこう。
2.昼でも夜でもいつでも撮ろう。
3.Lomoは人生のジャマじゃな
  く、人生の一部です。
4.できるかぎり被写体に接近して
  撮ろう。
5.考えるな!
6.早く!速く!
7.フレームにどうおさまるかなん
  て、知ろうとしなくてOK!
8.何が写ったか、わかんなくても
  OK!
9.オシリの位置からも写してみよ
  う!
10.ルールなんかないさ!!

発売:(不明)年 / 当時価格:5,800円 / レンズ:24mm絞り値不明(構成未調査)×4
シャッター:単速(1/100秒) / 受光素子:なし / ピント合わせ:固定焦点
フラッシュ:なし / 電源:不要 / サイズ:64×102×32mm / 重量:約93g