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さいたま市の大手リサイクルショップで発見したこの2焦点オモカメのSHIPSとは、BEAMS、UNAITED ARROWSと共に「3大セレクトショップ」のひとつと称されているファッションブランドの名称で、ネームの下に「www.shipsltd.co.jp」と、URLがプリントされていました。しかし、いつどのような目的で作られたものなのかはまったくわかりません。minocatはこのカメラを見たとき、真っ先に陶器の壷にアルミコーンを組み込んだ珍品スピーカー、JORDAN WATTS(ジョーダン・ワッツ)のFLAGON(フラゴン)を思い出してしまいました。
ご覧のようにこのカメラは「WIDE⇔TELE」のレバーがあって、左右に並んだ2つのレンズがレバーに合わせてスライドして切り替わり、同時にレンズの2倍以上ある大きなファインダーにもマスクが出たり引っ込んだりしました。しかし、ファインダーを覗いた限りではWIDEで40mm、TELEで50mmくらいで、画角の差は驚くほど小さなものでした。しかし、これを実際に撮影して比べてみると、SAMPLEの2と3のようにどう見ても40mmと50mmより大きな画角差がありました。ちなみにネガを見た限りでは、WIDEもTELEもほとんど同じF値のようでした。 このカメラの写りですが、TELE側では中央のごく一部分を除いて像が流れまくっており、とても実用に耐えるものではないと思いました。WIDE側では糸巻き型の歪みが目立ち、やはり周囲は大きく像が流れているものの、ラボの補正によってはそこそこ見られるプリントがえられると思いました(このSAMPLEはすべてネガから直接スキャン)。余談ですがこのカメラのシルバー塗装は非常に弱く、一度バッグに入れて持ち歩いただけで凸部が剥げてボロボロになってしまいました。 |
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シャッター:不明(1/100〜1/125秒くらいだと思う) / 受光素子:なし / ピント合わせ:固定焦点 フラッシュ:なし / 電源:不要 / サイズ:115×80×57mm / 重量:約200g | |||
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