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1959年に登場し、センセーションを巻き起こしたペンを固定焦点化、自動露出化して、誰でも簡単に使えるようにしたペンEEシリーズの最初のモデルです。浦和のカメラ店で絞りとシャッターの両方の羽根が粘った状態で発見。手にとって見せてもらったら、カメラを向けた明るさによってファインダーの赤ベロが出たり出なかったり・・・・そのことからセレンが生きていて露出計が機能していることが判明し、復活の望みを抱いて家に連れて帰りました。
このカメラの左右シンメトリーのコロッとしたスタイルは、シンプルで飽きのこない素晴らしいものだと思います。その証拠にペンEEの発売(1961年5月)から最後まで残ったペンEE3の販売終了(1986年10月)まで、25年間受け継がれました。また、フルサイズのお手軽撮影向きの名機であるトリップ35は、もともとこのペンEEのレンズのみを改良したペンEESをベースとして海外市場向けにフルサイズ化したもので、露出を制御するパーツはまったくと言って良いほど同じでした。多くのウェブサイトでも紹介されていましたが、ペンEEは当初シャッター速度1/60秒単速で発売され、翌年1/30と1/250秒に2速化されました。この違いは、外見上もフロントのロゴが単速=「OLYMPUS」、2速=「OLYMPUS PEN」とあり、貼り革も単速=シボシボ模様、2速=格子模様の違いがありました。また、ペンEEに使われたシャッターはペンシリーズの生みの親である米谷氏が設計し、当初はオリンパス社内で製造されていたのですが、カメラの増産のためにコパルと精工舎にも製造を依頼したことにより、カメラメーカーが設計してシャッターメーカーが製造する史上初のシャッターとしても知られています。 このカメラの写りですが、もうminocatは何も言いません。ハーフサイズだからと言った特別な見方はまったく不要。固定焦点となったレンズの設定距離は、長いこと公称4メートルとされていましたが、その後設計者の米谷氏自身の口から3.2メートルという数字が出てきたそうです。実際に使ってみた感じとしては、一番シャープに写る場所が意外と近いような気がしました。従ってminocatは3.2メートルの方が正しいと思って使っていました。 |
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レンズ:D.ZUIKO 28mmF3.5(3群4枚) シャッター:機械式プログラム(単速=1/60秒)(2速=1/30・1/250秒) 受光素子:セレン / ピント合わせ:固定焦点(3.2m?) / フラッシュ:なし / 電源:不要 サイズ:108×66×42mm / 重量:約350g | |||
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