|
|||
ここは大きな文字サイズのページです。 標準サイズの文字でご覧になりたい方は こちらをクリック ! | |||
|
1959年に発売されたペンをきっかけにハーフサイズブームが巻き起こりましたが、1966年にフルサイズでありながらハーフサイズ並みの小型ボディのローライ35がドイツから発売され、日本でも各社がフルサイズの小型機の開発を始めました。そんな中でオリンパスからフルサイズの小型カメラとして発売されたのが本機でした。しかし、本機は元々ハーフサイズが日本ほど多くは売れない海外向けとして、ペンEESをフルサイズ化して生まれたもので、露出計周りは全くと言っていいくらいペンEESと同じ作りにになっていました。ジャンクではセレンの死んだものしか出回っていないと思っていましたが、運良く外見が汚いだけの完動品を入手できました。
露出はプログラムAEでカメラ任せでしたが、フラッシュ撮影時のときはオートをはずし、フラッシュの光量と被写体までの距離によって絞りを調節せねばなりませんでした(その際のシャッター速度は1/30秒)。写りは評判どおりで、黙っていればとてもこんなシンプルなカメラで撮ったとは思えないパリッとしたもの。オリンパスのそれまでの大型ボディのカメラが登載していたF1.7クラスの大口径レンズよりも、メリハリがあってリアルな写りだと思いました。 このカメラはEV8以下の低輝度になるとファインダーに“赤ベロ”が出てシャッターがロックされましたが、ISO200のネガフィルムを使用して夜のイベント会場においてノーフラッシュで試写したときも結構写すことができ、勿論ちゃんとくっきりシャープに写っていました。 |
||
下は露出計が完全に死んでしまった固体を使って1/250秒できれるように内部のパーツを 変形させ、1/250秒単速+絞りをマニュアル調節して写せるように改造したモデル。 外見もお遊びでド派手なものにしちゃいました。写りはバッチリでした。 |
|||
シャッター:機械式プログラム(1/30・1/250秒)(マニュアル:1/30秒) 受光素子:セレン / ピント合わせ:目測式(ゾーンフォーカス・4点) フラッシュ:なし / 電源:不要 / サイズ:116×70×57mm / 重量:約410g | |||
| |||